全裸レストランの本音の建前

全裸レストランもしくは裸のレストラン(NAKED RESTAURANT)があるのを知っていますか。

ロンドンやオーストラリアの全裸レストランでは予約が即日完売となり、予約待ちは2万人とも3万人ともいわれている。
日本で初めてオープンした全裸レストランは、2016年に2ヶ月ほどの期間限定で営業した。他の国の全裸レストランと異なり、裸ではなく下着を着用し、年齢と体重の制限もあった。
しかし、サービスと価格の乖離などによる不満足感で全ての店舗が閉店となっている。

全裸レストランのコンセプトは「自然なスタイル」「自然回帰」。「身にまとっているものを全て脱ぎさることによって、リラックスして食べられる」という考え方をもとにしている。

ここから恋愛の教訓を汲み取ることができる。

『マイナスをプラスに変換するチカラ』

自然なスタイル、自然回帰と謳っているが、ホントだろうか。私からしたらただの下心ある大人たちが通う社交場だろ、と感じる。もちろん行きたいか行きたくないかで言えば、行きたい。しかし、そのコンセプトに共感して来店する人がどれだけいるだろうか。
要は物は言いようである。
マイナスな本音を、プラスの建前にいかに変換できるかが大事である。
たとえば霊長類最強、吉田沙保里のこんなエピソードがある。後輩とのスパーリング中に、吉田の前歯が折れてしまった。後輩は死ぬほどヤバイと思ったそうだが、そのときに吉田が言ったのが「前歯が出てたから、ちょうど良かった」。私自身はそれを聞いて、非常に人間として魅力的な人だと感じた。
長所と短所は表裏一体である。自分の容姿や性格のコンプレックスを、プラスに解釈し、相手にも魅力として伝えられたらどうだろうか。
もしくはマイナスな出来事が起きたときに、プラスに変換できるポジティブな人だとしたらどうだろうか。異性から魅力的に映るのではないだろうか。

『魔法は長くは続かない』

しかしそれが表面上の薄いメッキの場合、その魔法は長くは続かない。それがバレた瞬間に「口だけの人」になる。
繰り返していく中で、自分のものに浸透していく。
まずは自分の一番嫌いなところをプラスに変換してみてはどうだろうか。